新しいツールが使われないとき、研修を増やす前に見る3点
利用者の仕事、既存手順との二重作業、困ったときの相談先を確認します。
仕事で使う型公式資料確認:2026年10月3日。例・型・確認方法は編集上の提案です。実機操作・現場での効果検証は未実施です。
研修を開いても利用が続かないとき、操作の知識だけが原因とは限りません。この記事では、使う場面・二重作業・相談先を確認し、つまずきに合う対策を選びます。成果物は、観察した事実と原因の仮説を分けた聞き取りメモです。
直近の1件を聞く
架空の日報システムで、新しい画面へ入力しても、従来の表にも同じ内容を転記しているとします。管理者は集計しやすくても、入力者の仕事は増えています。この場合、操作研修だけでは二重作業はなくなりません。従来表を必要とする人と用途を確認します。
英国政府のインタビューのガイドは、中立的な質問と実際の具体例を重視し、調査・記録についての同意を確認する考え方を示しています。本稿では、現場の直近の仕事に沿った短い聞き取りへ応用します。利用者を責める調査にはしません。
コピーして使う:3つの質問
導入:仕事のどこで負担が増減したかを知るための聞き取りです。
記録方法・共有範囲を説明し、了承を確認します。
1 直近にこのツールを使った仕事を、開始から完了まで教えてください。
どこで開き、どこで止まり、その後はどうしましたか。
2 以前と比べて、なくなった作業と増えた作業は何ですか。
同じ内容を別の場所にも入力していますか。必要な理由は何ですか。
3 困ったとき、誰へどんな方法で相談しましたか。
返答後に仕事を終えられましたか。相談しなかった場合はなぜですか。
「説明会に出たのに分からないのですか」と誘導せず、分からなかった操作を具体的に聞きます。経験の違う人を含め、まず3人程度から始めるのは編集上の提案で、全員の状況が分かる人数ではありません。
対策を原因の仮説に対応させる
| 確認した事実の例 | 原因の仮説 | 次の確認・対策案 |
|---|---|---|
| 旧表と新画面に二重入力 | 旧表の用途が残っている | 利用先を調べ、承認の上で統合や移行期限を検討 |
| 保存と提出の違いが分からない | その操作の説明が足りない | 実務例の短い手順を作り、完了まで追えるか確認 |
| 相談先を知らず途中で中断 | 支援経路が見つからない | 窓口・対応範囲・不在時の連絡先を表示 |
いずれも架空例です。古い手順を独断で廃止せず、保存・監査・他部署の用途も確認してください。ログインが多いだけでは、仕事が完了した証拠にはなりません。
聞き取りメモ
対象の役割・経験/業務の場面:
本人の説明・観察した行動:
減った作業/増えた作業:
止まった場所と、その後の代替手順:
相談先・対応結果:
原因の仮説(未確認と明記):
次に確かめること・担当:
対策案と確認日:
個人情報を除いた共有範囲:
結果の確認ポイント
- 一般的な感想だけでなく直近の行動が記録されているか。
- 本人の発言と調査者の仮説を分けたか。二重作業の必要性を確認したか。
- 慣れた人だけの状況を全体の原因と決め付けていないか。
- 対策後、操作だけでなく仕事を完了できたか、負担が増えていないかを見たか。
今日試すこと
架空の日報例で、研修以外に確認する質問を1つ作ります。実際には利用者の了承を得て1件を聞き、対策を選ぶ前に未確認の原因を1つ確かめてください。
参考資料
GOV.UK:詳細なインタビューを行う(公式資料、2026年10月3日確認)。質問・対策例・聞き取りメモはTOMONIの編集上の提案です。